こんにちは。
今日は人形を立てるスタンドの制作過程です。この間参加したモデラーズフェスティバルで使用したスタンドで、人形を立てかけるタイプです。次の写真のようなものになります。
モデラーズフェスティバルで使用した様子は下記の記事からどうぞ。
それでは制作開始です。材料は2つで、ワイヤーとコルク栓です。
ワイヤーの素材は、鉄、アルミ、銅、真鍮、ステンレスなどがありますが、今回は色と光沢などの見た目から銅を選びました。飾る人形の大きさに合わせて太さも決めます。今回は番手#18(1.2~1.1mm)を使用しています。銅は比較的固めで加工が難しかったです。手が痛くなりました。
コルク栓は台に適した台形型のものが通販などで購入できます。コルクを粒状にしたものを圧縮して固めたものです。
ワイヤーを長めに切ります。1つ目を作れば適度な長さがわかりますので、最初は適当な長さでOKです。
真ん中で半分にまげます。ゆっくり曲げていくときれいに曲がります。
交差させて頭の部分を作ります。
ここからねじっていきます。柔らかい素材の場合やりやすいのですが、固い素材の場合は均等にねじるには力がいります。頭の部分をラジオペンチで押さえて、足の方を手でねじっていきます。ラジオペンチで傷がつかないようにダンボールを切ったものでカバーしています。
八の字に広がった2本の足の両方に力が入るように手を当てて、一気にひと回りねじります。
1回ねじったところです。八の字が崩れないようにねじるのがポイントです。
2回ねじったところです。
しっかり持ってどんどんねじっていきます。
足を少し残して目的の長さまでねじり終わりました。頭の部分と胴の部分が歪んでいるのでこれを直します。
手で歪みを直します。頭の輪っかをきれいにして、胴をまっすぐにします。
上から見たところです。頭の輪っか部分で人形を支えやすいように少しカーブさせます。
輪っかをカーブさせました。
足の部分に移ります。胴に対して曲がっているので、これをまっすぐにします。
足の部分は細かい作業になるのでラジオペンチやヤットコを使って曲げていきます。柔らかい素材のワイヤーであれば手で作業できるかもしれません。
足がまっすぐになりました。
ニッパーで足の長さを調整します。
ワイヤー部分が出来上がりました。
コルクにワイヤーの足を接続するための穴をあけます。キリを使います。
コルクは弾力があるので穴が見えにくいですがあいてます。
ワイヤー部分を差し込みます。
出来上がりです。
人形を飾ってみたところです。
ワイヤーの輪っかの部分が人形の頭にぴったりしていればOKです。高さが合っていない場合は、これをサイズ比較用として使用し、新しく作り直せば良いです。
人形に合わせて作らないといけないですが、割と簡単に作成できるスタンドです。ワイヤーをねじるところが難しいので、うまくいかない場合は柔らかい素材にするとよいと思います。
それでは!
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