ハサミといえば日常生活や仕事、遊びなど様々な場面で使用しますが、羊毛フェルト制作でも活躍します。
ハサミを使う場面
ハサミは通常の用途として材料を切ったりするのに使いますすが、羊毛フェルトの最終仕上げ段階や出来上がった後の手入れで特に活躍します。それは、はみ出た羊毛をカットしてきれいに整えるときです。
丁寧に作っているつもりでも、パーツをくっつけたりしていじっているうちに羊毛がはみ出ているということがよくあります。作るモノによっては残しておいた方がいい感じになる場合もありますが、気になる場合は仕上げとしてはみ出た羊毛をカットしていきます。きれいになっていくので結構楽しい作業です。
出来上がった後にも羊毛がはみ出ることがあって、人形をキーホルダーなどにして日常で使っていると、何度もさわったり、ぶつかったり、こすれたりすることで羊毛がはみ出てきます。そういう時はハサミでカットして整えるとまたきれいになります。
羊毛フェルトの小さい人形はあまり頑丈ではないので、キーホルダーやストラップには向かないのですが、僕はスマホのストラップ替わりに羊毛フェルトの人形をぶら下げています。人形にとってはかなりハードな環境で、カバンから取り出すときに引っかかったり、いろんなところにぶつかったり、ポケットに押し込められたりして、羊毛がはみ出してもわもわになっています。そういった場合にハサミで整えることになります。
使っているハサミ
最初はごく普通の家にあったハサミを使っていて特に問題も感じていなかったのですが、いろいろと作っていくなかで細かい部分も気になりはじめて、先の細いハサミを使うようになりました。次のようなハサミです。
最終仕上げ段階ではみ出した羊毛を切るときには、複数のパーツがつなぎ合わさって複雑な形になっています。ハサミが細いほうが狭い場所にも届いてカットが楽になるので、こういったハサミを使っています。
はみ出た羊毛をハサミでカットする例
先ほど僕がストラップ替わりにしている羊毛フェルト人形を例に挙げましたが、今回それをカットしてきれいにしてみます。
カット前です。1年半くらい使い続けてきたので、羊毛がたくさんはみ出しています。長い毛も目立ちますが、全体的にもわっとした感じになっています。
細いハサミでカットしていきます。細いハサミだと狭いところまで届きます。いろんな角度から見てカットしていくと全体が整いやすいです。
ほこりなども払って、きれいになりました。輪郭も少しシャープになった感じがします。
普通に飾っている分にはそれほど手入れすることもないのですが、気になるくらい羊毛がはみ出してきたらハサミでカットして手入れします。また、はみ出た羊毛は引っ張ると、途中で切れたり、周囲の羊毛がつられて出てくることもあるので、引っ張らないようにしています。
以上、ハサミの紹介でした。
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