マカフェルト工房

~人形 & イラストレーション~

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コルクとワイヤーを使ったドールスタンドの作り方

こんにちは。

今日は人形を立てるスタンドの制作過程です。この間参加したモデラーズフェスティバルで使用したスタンドで、人形を立てかけるタイプです。次の写真のようなものになります。

ドールスタンドの作り方

モデラーズフェスティバルで使用した様子は下記の記事からどうぞ。

「モデラーズフェスティバル2017」に参加しました

それでは制作開始です。材料は2つで、ワイヤーとコルク栓です。

ワイヤーの素材は、鉄、アルミ、銅、真鍮、ステンレスなどがありますが、今回は色と光沢などの見た目から銅を選びました。飾る人形の大きさに合わせて太さも決めます。今回は番手#18(1.2~1.1mm)を使用しています。銅は比較的固めで加工が難しかったです。手が痛くなりました。

ドールスタンドの作り方

コルク栓は台に適した台形型のものが通販などで購入できます。コルクを粒状にしたものを圧縮して固めたものです。

ドールスタンドの作り方

ワイヤーを長めに切ります。1つ目を作れば適度な長さがわかりますので、最初は適当な長さでOKです。

ドールスタンドの作り方

真ん中で半分にまげます。ゆっくり曲げていくときれいに曲がります。

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

交差させて頭の部分を作ります。

ドールスタンドの作り方

ここからねじっていきます。柔らかい素材の場合やりやすいのですが、固い素材の場合は均等にねじるには力がいります。頭の部分をラジオペンチで押さえて、足の方を手でねじっていきます。ラジオペンチで傷がつかないようにダンボールを切ったものでカバーしています。

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

八の字に広がった2本の足の両方に力が入るように手を当てて、一気にひと回りねじります。

ドールスタンドの作り方

1回ねじったところです。八の字が崩れないようにねじるのがポイントです。

ドールスタンドの作り方

2回ねじったところです。

ドールスタンドの作り方

しっかり持ってどんどんねじっていきます。

ドールスタンドの作り方

足を少し残して目的の長さまでねじり終わりました。頭の部分と胴の部分が歪んでいるのでこれを直します。

ドールスタンドの作り方

手で歪みを直します。頭の輪っかをきれいにして、胴をまっすぐにします。

ドールスタンドの作り方

上から見たところです。頭の輪っか部分で人形を支えやすいように少しカーブさせます。

ドールスタンドの作り方

輪っかをカーブさせました。

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

足の部分に移ります。胴に対して曲がっているので、これをまっすぐにします。

ドールスタンドの作り方

足の部分は細かい作業になるのでラジオペンチやヤットコを使って曲げていきます。柔らかい素材のワイヤーであれば手で作業できるかもしれません。

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

足がまっすぐになりました。

ドールスタンドの作り方

ニッパーで足の長さを調整します。

ドールスタンドの作り方

ワイヤー部分が出来上がりました。

ドールスタンドの作り方

コルクにワイヤーの足を接続するための穴をあけます。キリを使います。

ドールスタンドの作り方

コルクは弾力があるので穴が見えにくいですがあいてます。

ドールスタンドの作り方

ワイヤー部分を差し込みます。

ドールスタンドの作り方

出来上がりです。

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

人形を飾ってみたところです。

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

ドールスタンドの作り方

ワイヤーの輪っかの部分が人形の頭にぴったりしていればOKです。高さが合っていない場合は、これをサイズ比較用として使用し、新しく作り直せば良いです。

人形に合わせて作らないといけないですが、割と簡単に作成できるスタンドです。ワイヤーをねじるところが難しいので、うまくいかない場合は柔らかい素材にするとよいと思います。

それでは!

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