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羊毛フェルト人形の作り方 かりん その1/2

羊毛フェルト人形 かりん

こんにちは。

新しい人形「かりん」を作りました。今回はそのメイキング記事になります。出来上がった人形を紹介するだけよりは面白い内容になるかと思い、作りながら写真をとっていました。途中撮り忘れた部分などもあるのですが、テキストで補足しながらまとめていきます。

画像が多いので記事を2つに分けて、その1で顔まで、その2で完成までとなります。

この記事では制作道具の説明はしていませんが、以前の記事にまとめたものがありますので、気になったときに参照してください。

制作環境の記事一覧

それでは最初に完成画像をどうぞ。

羊毛フェルト人形 かりん

羊毛フェルト人形 制作過程

顔が大きいので、顔と胴体の接続にはテクノロートというプラスチック製の芯を使っています。手足胴体には芯は使っていません。

顔と胴体を別々に作って、最後にくっつけるといった進め方になります。どちらが先でもいいのですが、顔から作ることが多いです。顔ができた時点で達成感がありますので。

それでは顔のベースとなる球を作っていきます。ここは大きなパーツになるので、全部同じ羊毛で作るのではなく、3種類の材料を使って作ります。手芸綿、ニードルわたわた、羊毛の順にかぶせていきます。この順に価格が安いので、ある程度の大きさがある場合は表に出てこない中心部分を低価格の材料で作っています。

まずは手芸綿を丸めて毛糸で縛って固めます。ここではニードルは使わず、毛糸で縛ることで固くまとめます。色々な方向から縛ることでおおまかに球になります。正確な形である必要はないため、ニードルで固めるよりも早く作れます。

羊毛フェルト人形 制作過程

次にニードルわたわたでくるんでいきます。ニードルわたわたはハマナカの製品で、ニードルでまとまりやすいように加工されていて、中綿として使用する目的の羊毛です。これで球の形を作って最終的な色の羊毛をのせる土台とします。

羊毛フェルト人形 制作過程

顔の土台の最後の材料は顔の色の羊毛です。ニードルわたわたでできた球の上から被せてニードルで刺していきます。最終的な大きさまで被せていって次のようになります。まだ表面は荒いままです。

羊毛フェルト人形 制作過程

ここから表面を整えていきます。ニードルを浅く刺すことで凸凹にならないようにフェルト化します。球全体を滑らかにするのは時間がかかるので、後で髪の毛をつけて隠れるような箇所はそのままにしておきます。整えたものがこちらです。

羊毛フェルト人形 制作過程

顔の土台が出来上がりました。ここから先は小さなパーツばかりですので材料はすべて羊毛です。

顔の土台の次に作るのが耳です。耳は顔の中では単純なパーツで、かつ他のパーツの位置の基準となるので、まず耳をつけて、それに合わせて他のパーツ(髪や目)をつけていきます。耳のパーツを作ります。平べったいハンバーグのような形です。

羊毛フェルト人形 制作過程

耳のパーツを顔につけます。待ち針で仮止めして360度ぐるっと確認します。頭の頂点や後頭部など目印になりそうな箇所にも待ち針を刺して耳をつける場所を決めていきます。次のように仮止めしました。

羊毛フェルト人形 制作過程

場所が決まったらニードルで刺してくっつけていきます。耳の中央がくぼむように刺していくと耳っぽい形になります。

羊毛フェルト人形 制作過程

羊毛フェルト人形 制作過程

耳の次は髪か目ですが、髪を先に作ります。目は顔の印象を一番左右するパーツなので髪を付けた後に全体を見ながら場所を決めます。

ヘアスタイルは「逆さ編み込みお団子」風です。実際に編み込みするわけではないのでそれっぽく作ります。まずは両サイドから編み込まれている部分を作ります。次のようなパーツをたくさん作って刺し付けていきます。

羊毛フェルト人形 制作過程

一つづつ刺し付けていきます。赤い待ち針は頭頂部の目印です。

羊毛フェルト人形 制作過程

上の髪パーツに少しかぶせて下にパーツをつけていきます。中央で余った羊毛はカットします。中央部分はあとで隠れるのでざっくりで大丈夫です。

羊毛フェルト人形 制作過程

反対側もつけていきます。最初に付けたパーツよりも上に1つ足りなかったので追加しました。

羊毛フェルト人形 制作過程

後ろから見るとこんな感じです。

羊毛フェルト人形 制作過程

次に前の部分(額の上)の髪を作っていきます。次のようなパーツを6つくらい作ります。両端のうち一方はお団子で隠れるので形は整えなくても大丈夫です。

羊毛フェルト人形 制作過程

一つづつ刺し付けていきます。ニードルで形を変形させながら隙間を埋めるようにします。

羊毛フェルト人形 制作過程

全部付けました。

羊毛フェルト人形 制作過程

前から見たところです。

羊毛フェルト人形 制作過程

次に前髪を作ります。次のようなパーツです。

羊毛フェルト人形 制作過程

これをつけたところの写真を撮り忘れてしまいました。。頭頂部から額にそってニードルで刺し付けることになります。

髪のパーツはあと三つ編みとお団子部分が残っていますが、この部分はフェルト化せずに羊毛をそのまま使って作るためダメージを受けやすく、先につけるとあとの作業がしづらいので後回しにします。ここで目を作っていきます。

白目のパーツを作ります。平べったい円盤状のパーツです。

羊毛フェルト人形 制作過程

耳と髪の位置から目の場所を決めます。待ち針で仮止めしながら微調整します。球面上につけていくので仮止めではぴったりとはなりませんが、それを考慮して場所を決定します。

羊毛フェルト人形 制作過程

ニードルで刺し付けていきます。刺しながら形や大きさを微調整します。目は人形を印象付けるパーツなのでしっくりくるまで調整します。

羊毛フェルト人形 制作過程

白目の次は黒目です。これも円盤状のパーツを作ります。

羊毛フェルト人形 制作過程

待ち針で位置を決めて刺し付けてこうなりました。

羊毛フェルト人形 制作過程

目の最後はハイライトです。ハイライトは小さいのであらかじめキレイな円は作らずに、大雑把なパーツを作って刺しながら円にしていきます。こうなりました。

羊毛フェルト人形 制作過程

この目に沿って眉毛をつけます。眉毛は細いのであらかじめパーツを作らず、直接羊毛を刺し込んでいきます。羊毛を少しねじってこより状にして刺し込みます。細いこよりで一度形をとってから、それに何回か重ねていくことで線の太さが調整しやすくなります。

羊毛フェルト人形 制作過程

目までできたので残っている髪の三つ編みとお団子に戻ります。お団子部分は三つ編みの先をぐるっと巻いて作るので、パーツとしては一本の長い三つ編みを作ります。これは羊毛を三束にして実際に三つ編みして作ります。こんな風になります。

羊毛フェルト人形 制作過程

これを頭に刺し付けます。三つ編みが潰れない程度に数か所で固定します。

羊毛フェルト人形 制作過程

残った部分を巻いてお団子にします。ここも三つ編みがつぶれない程度に刺し付けます。

羊毛フェルト人形 制作過程

横から見るとこうなります。

羊毛フェルト人形 制作過程

前から見るとこうです。

羊毛フェルト人形 制作過程

全体をぐるっと見ながら気になるところはニードルで形を整えたりして微調整します。あらためて全体をみると場所のずれや形の崩れがみつかることが多いです。

顔はこれで一旦出来上がりです。耳に着けている端末があるのですがこれは次回にします。毛羽立ちやごみ取りも最後に行うので次回です。あと、頭に待ち針が刺さったままになっていました。。

次回は胴体を作って顔をつなげて仕上げして完成までとなります。それでは!

羊毛フェルト人形の作り方 かりん その2/2

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