こんにちは。
羊毛フェルト人形「すず」のメイキング記事その2です。前回は顔まで作りました。今回は胴体を作っていきます。前回のリンクを貼っておきます。
まずは今回の最終画像です。
大きなポーズをとるのでワイヤーを芯に使っています。ワイヤーはステンレス製で、ホームセンターで色々な太さのものが売っているので、作るモノのサイズに合わせて選べます。
まずは胴体の骨組みをワイヤーで作ります。短くて足りなくなると困るので長めにしておきます。
腰の部分を羊毛でくるんでいきます。最初はぐるぐる巻きにしてある程度の塊にしてから羊毛をかぶせてニードルで刺していきます。(腕のワイヤーはいったん外しています)
胴と足をくるんでいきます。ワイヤーがあるのでニードルで刺すのはとてもやりにくいですが、頑張って刺していきます。
足ができたらポーズをつけます。足先はこのあとで付けます。
足先をつける前にワイヤーを切っています。軸足のワイヤーは飾る際の固定用に残しています。(ただ、このあと作り進めるうちに埋まってしまったので、結局残りませんでした。。)
足先とサンダルの底のパーツを作ります。
足先を足につなげます。連結部には羊毛を足して滑らかにします。
サンダルのひもを作ります。ひも状のパーツは長めに作って取り付けた後に余りを切るようにします。取り付ける際にのりしろ部分が結構必要になるためです。
サンダルのひもを取り付けます。足先とサンダル底の間に潜り込ませるように刺し付けて、余りを切り取ります。
足ができたので次に腕を作ります。胴体部分が長かったので、腕の位置まで羊毛を削り取って胴体を短くしてからワイヤーを通しています。羊毛を削り取るのはピンセットを使って引っ張り取る感じです。少しずつ取っていきます。ピンセットで羊毛を引っ張り出す方法は以前の記事に書いたことがあるのでリンクを貼っておきます。
胴体を短くしてからワイヤーを通しました。
胸の部分を羊毛でくるんでワイヤーを胴体に固定します。
ワイヤーに沿って羊毛で腕を作っていきます。ワイヤーのみの段階である程度ポーズを作ってから羊毛を被せていきます。羊毛をかぶせたあとに大きくポーズをいじると、今回の腕の場合だと内側が縮んで外側が伸びるといった変形が起こって後で調整しづらいので先にやっておきます。ただ、ポーズによってはニードルで刺し付ける作業がとてもやりにくくなるのでケースバイケースです。
次に服を着せていきます。ワンピースですがウエストを絞った形なので上下に分けて作っていきます。まずは下から。スカートを巻くような感じでパーツを作ります。胴体に巻いてみて確認しながら長さを合わせます。左右の端は後で巻いた時に重ねて繋げるので少し薄めにして、あまりしっかり刺し固めないようにしておきます。
ストライプ柄を入れていきます。
胴体に巻いて腰の部分をニードルで刺し付けます。縦の継ぎ目も少し重ねてニードルで刺し付けます。
ワンピースの上のパーツを作ります。下と同様にベースを作ってからストライプ柄を入れます。
胴体に巻いてニードルで刺し付けます。ストライプ柄が崩れないように刺していきます。
肩ひもを作ります。ひも状のパーツは長めに作ります。
胴体に刺し付けて、余った部分は切り取ります。
首を作っていなかったのでここで付けます。首のパーツです。
首を刺し付けます。首の角度があるのですが、顔をつなげるときに調整するのでおおよその角度で付けておきます。
胴体の最後に手を付けます。手は最後でなくてもよいのですが、難しそうだったのでつい後回しにしてしまいました。。まずは手のパーツを作ります。後で虫捕り網の柄を握らせるときに握った形に調整するので下準備的な形にしました。
手首から出ているワイヤーを切ってから、手のパーツを刺し付けていきます。ここまで出来上がってくると持ちにくかったり、ニードルを動かすスペースが取りづらかったりして、細かい作業をするのが難しくなってきます。集中力がいるので休憩でリフレッシュなどしながら進めました。
胴体が完成しました。ワイヤーがあるのでポーズが安定するのがいいです。その代わりニードルを刺すのがやりづらいです。
次の第三回では帽子や水筒などの小物を作ります。最終回で顔、胴体、小物を繋げて完成させます。
それでは。
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