こんにちは。
羊毛フェルト人形「すず」のメイキング記事その3です。第一回で顔まで、第二回(前回)で胴体まで作りました。今回は帽子、水筒といった小物を作っていきます。前回までのリンクを貼っておきます。
まずは今回の最終画像です。小物ごとに載せていきます。
では帽子からです。
麦わら帽子の編んだ感じを出すために細いひもで輪っかを作って同心円状につなげていきます。まずは細いひも状のパーツを作ります。
最初の輪っかは頭にくっつく一番内側のところです。頭に当てながらサイズを合わせます。
最初の輪っかの外側に輪を広げていきます。ニードルで少しずつ刺し付けていきますが、変形しやすいので時々頭にのせて具合を見ながら調整します。
つばの部分が出来たら今度は頭の部分を伸ばしていきます。ここはドーム型になるように輪っかを繋げていきます。
ドーム型の頂点まで輪っかを繋げます。そのあとリボンをつけました。
帽子につけるひまわりを作ります。黄色い花びらと中心部分(これも小さな花の集まりだそうです)のパーツです。
まず花びらを連結します。そのあとに中心部分をのせて刺し付けます。
帽子に付けるときは接点が小さいのでボンドで付けました。帽子はこれで出来上がりです。
次は虫捕り網です。
虫捕り網の柄はまっすぐの形状を保ちたいのでワイヤーを芯として使います。ワイヤーを芯にして細い棒を作るのでニードルで羊毛を刺す余地がありません。ここはワイヤーに羊毛を巻いてボンドで固める方法を採ります。
棒の先を輪にします。
網の部分を作ります。まず白い羊毛で薄いシートを作ります。その状態では平らなシートです。これを網の形状(ドーム型)にするには、シートの中央を指で押し出して変形させます。変形の途中で薄くなる部分ができるのでその都度羊毛を少し足して補っていきます。下の写真が出来上がった網の部分です。
網を柄につなげます。柄の輪の部分に網の端を外側からかぶせて内側に折り込んでニードルで刺し付けます。
輪の部分が網で覆われて白くなってしまったので黄色に戻したいのですが、黄色い羊毛をかぶせるのは難しいのでアクリル絵具で色を塗りました。これで虫捕り網は完成です。
次は虫かごです。
まず直方体を作ります。直方体に持ち手を付けたものが下の写真です。そこにオレンジの窓をのせて肩ひもをつけると完成です。肩ひもをつける前に胴体にかけてみてちょうどよい長さになるよう調整します。細いひも状のパーツはニードルで刺し付けるとすぐにめり込んで短くなってしまうので、長めに作っておいてニードルで刺しながら長さを調整していきます。
次は水筒です。
胴を円柱で作り、二枚の円盤で挟みます。そこに蓋をのせて肩ひもをつければ完成です。肩ひもは虫かごと同じ要領でつけます。
これで小物はすべて完成です。次回はこれまでに作ったパーツを全部つなげて人形を完成させます。
それでは。
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